学術講演

開催報告

「歯周、再生、インプラントの現在」
2014.11.20
歯科治療の情報整理による治療の修正や改良を求めて

2014 第2回
2014 第2回
平成26年9月28日(日) 大阪江坂のサニーストーンホテルにて、医療法人 水上歯科クリニック理事長、九州大学歯学部臨床教授、スタディグループJUC会長の水上哲也先生をお迎えし「歯周、再生、インプラントの現在」と題して第2回学術講演会が開催された。
私たちの歯科治療は少なからず流行とも言うべき時代の潮流の影響を受けています。そのような中、私たち臨床医は過度な傾向に振り回される事なく情報を整理するとともに自身の臨床例を注意深く経過観察しなければなりません。そして、その結果をもとに治療方針の軌道修正や臨床術式の改良を行う事が求められています。
今回の講演では、著書である「基礎から臨床がわかる再生歯科」の中から、@適切な診査診断と再生療法、A根分岐部病変の治療戦略、B歯周病患者のインプラント、C何が臨床を難しくしているのかと言ったテーマを解剖学的にまた、症例のスライドを交えながらにお話しいただいた。
特に歯周組織の治癒・再生の成功と不成功の分岐点はどこにあるのか? 歯周病を治癒に導けなかったり、歯周外科が不成功となったり、治癒と再生の生体の科学を知らなかったりしては、再生療法の成功にはたどり着けないことを強調されていた。さらに、エムドゲイン療法・GBR・サイナスフロアエレベーションの成功率・効果を上げるための、治癒・再生のバイオロジー、歯周外科のコツ、材料選択基準の最新情報などの講演をいただいた。
また、先日、出席されていたアメリカ歯周病学会100周年記念会でのホットな話題やソケットプリザベーションのマル秘テクニックなど、他の講演では聞けないスーパーテクニックを惜しげのもなく講演していただき、卒直後からベテランの歯科医師と幅広い受講生全員が理解できるよう丁寧なご講演をいただいた。
質疑応答に際して,水上先生の温厚で心穏やかな雰囲気もあり,質問しやすい空気で時間を押す質疑応答となって講演会が終了した。

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