学術講演

開催報告

超高齢社会における歯科医療の役割
2015.09.17
睡眠時無呼吸、ドライマウス、摂食・嚥下障害について

数十年前、夕方になると学校や職場帰りの患者で溢れた待合室も今は閑古鳥、かわりに午前は年配の方で予約が独占され、かくいう私もわずかな段差でつまずく高齢者予備軍、目を背けても高齢化社会を肌で感じる時代となりました。そんな中、平成27年7月26日(日)、タカラベルモント大阪にて、嚥下障害、ドライマウス、睡眠時無呼吸に特化した歯科医院を開業されている小谷泰子先生を御招きし、第1回学術講演会が開催されました。
 睡眠時無呼吸症に対しては、就寝時の体位の指導や、検査可能な医療機関を紹介し、検査結果を踏まえて口腔内装置を作製することが述べられました。ドライマウスでは、薬剤の処方・見直し、筋機能療法、保湿剤の使用、生活習慣・口腔衛生指導等による対処について述べられました。摂食・嚥下障害では、マッサージや筋機能訓練などの間接訓練、前屈嚥下、リクライニングなどの直接訓練、そして安全に効率良く食事が出来るように環境・食事内容を調整する食事支援の方法を指示し、その目的を家族や介護者に理解して頂き、連携しながら進めていくことが望ましいと述べられました。
 小谷先生の豊富で多岐にわたる知識、かつ、深く特殊化した講演内容に圧倒され、戦意喪失しかかりましたが、最後に先生から、できることから全てを駆使してコツコツと焦らず対処して下さい、と励まされて講演を終えられました。
<文責 学術理事 東 浩介(11期)>

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