学術講演

開催報告

若手歯科医師に示す実践的根管治療
2017.01.28

平成28年度第2回学術講演会が、11月13日(日)にタカラベルモント大阪本社会議室で開催されました。講師には前朝日大学歯学部教授 中嶋 正人先生をお迎えして、『自信が持てる歯内療法を目指して』と題して行われました。この講演会は卒後年数が短く、歯内療法に自信が持てない若い先生を対象に、歯内療法に自信持てるようになっていただくことを目的に予定していましたが、当日は研修医から卒後4,5年、卒後30年を超える先生方にまで参加いただきました。
 中嶋先生は歯内療法の原則を分類し、何よりも無菌的処置が大事であり、根管内に唾液を入れないことの重要性を繰り返し説明されました。特に仮封については辺縁漏洩の少ない仮封材を使用することを勧められました。根管の拡大と形成についての説明では、手順と拡大は根管の無菌化のためで、形成は根管充填のための形態作りであることを説明されました。また根管清掃については次亜塩素酸とEDTAの交互洗浄の大切さを説明されました。その後、症例を交えての陥りやすい失敗とそのトラブルシューティングについての説明もあり卒後年数に関係なく、それぞれに新たな発見や再確認ができたのではないでしょうか。講演中は参加者の卒後年数に応じて質問に答えられ、参加者の理解もより深まったのではと思われます。終始和やかな雰囲気の中で講演が進み、明日からの臨床に役に立つ講演会でした。
<文責 地方学術常務理事 野口 勝司(14期)>

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