学術講演

開催報告

口腔疾患に対する漢方薬物療法
2017.09.12
内科的視点から漢方薬を使う

 平成29年9月3日(日)、第2回学術講演会として、タカラベルモント大阪において、口腔漢方、サプリメントの分野で、日本中にその使用方法や効果を講演しておられます大阪歯科大学の王 豊禮教授を講師にお招きし、ご講演して頂きました。
 王先生は、講演の中で、自身が保険適応に御尽力されました歯周内科でのジスロマックの使い方や、口腔内科による漢方薬の使い方やその効果について、我々受講生に熱心にお話して頂きました。
 特に、保険診療可能な、歯科保険適応漢方薬の7種を実際の治療例から分かりやすく解説して頂けました。
 漢方薬と聞くと、難しい東洋医学を思い浮かべる先生方も多くいらっしゃると思いますが、王先生は、臨床ベースで、我々が普段の診療に取り入れやすい、サイエンス目線での漢方薬の使い方について、述べて頂きました。
 我々が日常の臨床の中で、しばしば目にする難治性の口内炎や、口腔乾燥症、舌痛症、顎関節症の症状の改善のために、漢方薬に対する知識を深め、それら漢方薬を患者様に処方するという引き出しを増やす事で、患者様の選択の幅が広がり、症状の改善が見られた場合は、それこそ患者様のためにもなると思います。
 王先生は、抗菌薬や化学療法等を中心とした今の西洋医学と、これら漢方薬、またサプリメントを上手く組み合わせて、より良い医療として、患者様に提供していく事がこれからは大事であると述べておられました。
 本日学ばせて頂いた事を、これからの日常臨床の一助とさせて頂きたいと思いました。
 <文責 学術理事 月野 伸一(26期)>

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