学術講演

開催報告

超高齢社会に対応する歯科補綴治療のポイント
2017.12.11
高齢者に侵襲の少ない補綴治療と義歯製作のポイント

平成29年11月26日(日),タカラベルモント大阪本社会議室にて,昭和大学歯学部高齢者歯科学講座佐藤裕二教授をお迎えし,「高齢者に侵襲の少ない補綴治療と義歯製作のポイント」と題して第3回学術講演会が開催されました.
 現在,65歳以上の人口は約3,500万人,総人口1億3千万人の約27%を占め,超高齢社会を迎えているなかで,義歯とどう向き合って行くかは重要な問題です。この現状の中,超高齢社会における義歯の現状,簡単で効率的な義歯の診察・診査,義歯製作のための効率的な治療法,的確な義歯調整,適切で長持ちする修理・リライン,加齢変化への対応法,適切な義歯管理・指導,クラウンブリッジのためのワンポイント,美しい撤去のコツ,歯科訪問診療でインプラント患者に遭遇したら,等についてご講演を頂きました。
歯科訪問診療においては,必ずしも教科書的な治療原則が正解とは言えず,100点の診療を目指すのではなく,半分の時間で90点を目指すことも必要です。8020運動により残存歯は増えたものの義歯患者は減っておらず,逆に難症例が増えている傾向にあります。この様な状況のなかで義歯治療も新製するのでなく、適切な修理をすることでリカバリーできるケースが多々あります。大学という臨床教育の中での経験とエビデンスをからませたポイントを分かりやすくてご講演いただきました。質疑応答に際して,佐藤教授の温厚で心穏やかな雰囲気もあり,質問しやすい空気で時間を押す質疑応答となり閉幕となりました。
 <文責 学術担当常務理事 柴垣 博一(13期)>


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