学術講演

開催報告

成功率95%以上 リンゴ丸かじり全部床義歯最前線
2020.03.13
全部床義歯作成における支持域の重要性

 2019年度朝日大学歯学部同窓会 第3回学術講演会が、2月9日(日)大阪・サニーストンホテルにて開催されました。講師には千葉県東金市で御開業の今井守夫先生をお招きし、「成功率95%リンゴ丸かじり全部床義歯最前線(実技コースから得た初心者への提言)成功するための秘訣を伝授!」と題して開催されました。今回で4回目となり再受講の先生方も多数拝見し大盛況でありました。
 これまで良い義歯を作製するためには維持・支持・把持(安定)の3つの要素を兼ね備えていなければならないと教えていただきましたが、今回は「支持」の部分を分かりやすい動画をまじえながらご講演をしていただきました。
 特に支持は辺縁封鎖性以上に重要なところであり、「選択的加圧印象」と「支持域を考慮した粘膜面調整」が重要と解説されていました。
 すなわち、上顎では口蓋後方部はもちろん口蓋ヒダ周囲、下顎では前歯舌側部から臼歯頬棚部にかけて支持域を広く設定することに配慮して基礎床粘膜面を調整し最終咬座印象を行うこと、また完成義歯も床粘膜面の支持域の確認を怠らないことなどを教示して頂きました。
 今井先生のご講演は毎回updateされており、講演後も受講された先生方の活発な質疑がなされ、明日からの臨床に役立つ有意義な講演会となりました。
<文責 学術理事 嶋田 景介(29期)>

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