学術講演

開催報告

審美修復を極める
2010.09.05
審美修復の理論と実際

 9月5日、大阪国際会議場にて第2回学術講演会が開催されました。今回は講師に我校13期の貞光謙一郎先生をお招きし、「審美修復の理論と実際」と題してご講演頂きました。
講演は@レジン、Aオールセラミック、Bラミネートベニヤの3つのテーマに分かれており、最初に診断用ワックスアップ、口腔内写真を使った審査・診断の重要性について説明されました。その後、メーカー各社から販売されているCRレジンについて、特徴と審美修復にどう応用するかについて解説して頂き、ボンディング材については、1液性の1ステップに簡略化されたボンディング材ではなく、2液性の2ステップのボンディング材の方が優れた接着力を有するのではないかとの事でした。オールセラミックについては、形成方法や装着に適したセメントについて解説して頂きました。最後ラミネートベニヤでは、エナメル質に限局した形成方法について解説して頂き、ビューティーコート【松風】をプロビジョナルに利用する方法を教えて頂きました。
患者の美に対する認識が高まっている昨今、講演会の内容は我々臨床家にとって、非常に有意義な内容であったと思います

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