健康経営の人性設計−診療思想・体制に賞味期限あり−
平成25年9月1日(日)、タカラベルモント大阪本社会議室にて、株式会社ディー・ピー・エス代表 齋藤 忠先生を講師にお迎えし、「健康経営の人性設計」〜診療思想・体制に賞味期限あり〜と題して、第2回学術講演会を開催致しました。
歯科医院の開業及び経営コンサルティングを主業務とされる齋藤先生は、歯科医師会をはじめとする多くの依頼に対し、通常2時間程度のご講演活動をされているそうです。今回は表題の内容について、4時間という長時間に渡り、深く掘り下げた内容で講演いただきました。
経営における各論(数字上の説明)もさることながら、経営するということの本質についてお話し頂いた内容は非常に心に残りました。すなわち、現在の歯科医師には「臨床学」を修めることしか頭に無く、「経営学」を修めるという経営観が欠けている、という事でした。
現代の歯科医院経営は四極化現象にあり、「無知破滅型症候群」、「燃え尽き症候群」、「自惚れ症候群」、「志士完結型」の四つに分けられますが、常に向上心を持ち続け「志士完結型」を目指さなくてはいけない、と先生は強調されます。そのためにも、経営者自身の人間性(品性・品格・品質=徳性)を養い修めることが経営の根本として重要であるとお話いただきました。
受講者の皆さんも最後まで興味深く熱心に聞き入っておられ、講演終了後の質疑応答では、感謝の辞も述べられるなど、非常に和やかな中、講演会を終えることができました。
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