つまようじ法による診察室づくり
2025年問題を見据えて
平成27年11月8日(日)、大阪タカラベルモント本社会議室にて和歌山県和歌山市 医療法人ウェルネス小畑歯科医院の小畑文也先生をお迎えして「つまようじ法による診療室づくり−2025年問題を見据えて−」と題し開催されました。
前半は小畑先生による、つまようじ法の特徴についての説明を1、爽快感 2、高い止血効果 3、口臭改善効果 4、歯の動揺度の改善に分けて解説されました。つまようじ法の導入により歯科衛生士のエンパワーメント効果、自分が治療を行う際のプロ意識の高揚、患者さんからの信頼獲得などの理由により、診療室の改善が見られるとのことでした。
つぎに現在の診療室のメンテナンスについてお話しになりました。健康な人の口腔ケアですが、やがて来院者は通院困難となることで訪問歯科診療の依頼がくるようになります。担当の歯科衛生士を連れて在宅や施設・病棟を訪問し口腔ケアを行うという2025年問題を見据えた診療体制でした。
後半は小畑歯科勤務の竹岡高志先生による、口腔乾燥症とその周辺疾患について診断方法、口腔内マッサージ、口腔外からのマッサージ方法、洗口剤の選択方法、漢方薬の効果の説明をされ、口腔乾燥症とカンジダ症、舌痛症、味覚異常の関連について講演されました。
最終に、つまようじ法の体験実習をし、参加者各自が気持ち良さを体感して、今回の講演会は終了しました。
<文責 学術理事 山西浩平(15期)>
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