学術講演

開催報告

保険診療で作製するリンゴ丸かじりができる総義歯
2016.04.03
今井式すっぽんデンチャーの臨床術式について

平成27年度朝日大学歯学部同窓会第4回学術講演会が、タカラベルモント大阪本社ビルにて、千葉県東金市御開業
今井守夫先生をお招きし、「保険診療で作製するリンゴ丸かじりできる総義歯」(今井式すっぽんデンチャーの臨床術式について)をテーマに開催した。当日は50名定員に対し70名以上の参加申し込みがあり座席を増設し大盛況であった。
 すっぽんのごとく吸着ある義歯である以上に長期に安定する義歯のノウハウを動画を中心に分かりやすく解説された。
スナップ印象から個人トレーの作製と辺縁の調整方法、最終咬座印象のテクニックの極意を解説された。
 具体的に、上顎においては上顎結節のカバー範囲と後縁のフィニッシングラインの設定位置。下顎においては臼後三角部の印象採得方法と床内面と舌側床縁の調整方法などの調整の勘所のアドバイスなどもあった。
 午前10時から午後5時までと長時間の講演でありながら、参加者の疲れた表情もなく午後もスライドに釘付けであった。

<文責  学術常務理事 柴垣 博一(13期)>

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