保険診療で作製するリンゴ丸かじりができる総義歯
今井式デンチャー作製の勘所
2018年2月25日(日)、朝日大学歯学部同窓会 第4回学術講演会がタカラベルモント大阪本社会議室にて開催されました。演者には千葉県東金市で御開業の今井守夫先生をお招きし、今回で3回目の「保険診療で作製するリンゴ丸かじりができる総義歯 ―今井式すっぽんデンチャーの臨床術式 アドバンス― 」と題して開催されました。前2回を受講されたリピーターの先生方のお顔を拝見し、大変盛況でした。
今井先生は高齢者社会がさらに深まる昨今、インプラント治療の傾向がある中、老人特有の病態や年金の問題など社会的情勢にも鑑み、多数の老人が望む負担費用の少ない義歯作製をされてきました。
前回までは様々な顎堤に対応した、すっぽんデンチャーの優位性について話して頂きましたが、今回はデンチャー作製の基本的技術の修得に的を絞り、比較的吸収の少ない安定した上下顎無歯顎症例を用いて、初心者が陥りやすい難しい症例を供覧し、その勘所を可能な限り詳しく教示して頂きました。
最後は今まで受講された先生方のQ&Aとして沢山の質問と回答に加えて、一つ踏み込んだ説明をして頂き、盛況かつ充実ある講演会を終了することが出来ました。
<文責 学術理事 山西 浩平(15期)>
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