学術講演

開催報告

小児の口呼吸医療 ―睡眠呼吸障害と小児のAirway Dentistry―
2023.10.01
口呼吸とは全身の成長発達の不具合である

 9月3日(日)13時より、Webにて令和5年度朝日大学歯学部同窓会第1回学術講演会が開催されました。講師には小児の口呼吸医療を専門とし睡眠呼吸障害の治療に取り組まれる木村 祐紀先生をお招きし、TKPガーデンシティPREMIUM名古屋ルーセントタワー会議室からZoom配信という形で行われました。臨床の現場でお母様から「お口が開いているのが気になります」「うちの子、口呼吸なんです」と言った言葉をよく耳にします。口呼吸は成長発達の一症状としてではなく、全身の成長発達の不具合であることとして捉える必要があります。なぜ口呼吸になっているのか?に対して、気道の形態パターンから考察し、アデノイドと口蓋扁桃、そして中咽頭狭窄との関係から頭蓋顔面発育不良による気道解析の必要性。そして、口呼吸の対処法として心と衛生面の改善、ストレッサーの回避、呼吸瞑想、あるいは睡眠の改善や睡眠前の入浴を行うことも効果があるとのことでした。後半では多くの症例を提示いただき、口呼吸が改善した家族からの感想として、いびきが少なくなった、口を閉じていることが多くなった、滑舌が良くなった、持久力がついてきた、しっかりご飯を食べるようになった、食べるスピードがあがってきた、などの具体例を示し改善点を説明いただきました。
臨床医にとって日々の診療に直結する症例と治療方法を具体的にわかりやすく講演いただき、とても有意義な1日となりました。
 今年度も昨年に引き続きWeb講習会を3回開催いたします。第2回・第3回の参加も受け付けておりますのでお気軽に参加いただければ幸いです。
<文責>学術担当常務理事 城所 貴美恵(23期)

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